iMovieで4:3動画を作る(FFmpegも併用)

Aug. 19, 2020, 10:06 a.m.

#iMovie  #Mac 

Macを持っている方ならお手軽に動画編集できるソフトとしてiMovieを使っている方も多いと思います。しかし、このソフト、10.xxから4:3のアスペクト比で動画を作ることができなくなりました(16:9になる)。この記事はそれでも4:3で頑張って作る話です。

iMovieでレターボックスを使う。

この記事を参考にして黒帯が両側についている状態にします。なお、良い感じのレターボックスが見つからない方は↓を使ってください(GIMPで作った1920x1080から1440x1080にする用のものです)。

そして、ムービーが完成したら動画ファイルとして出力してください1。なお、ここから先は1920x1080のサイズで出力されたことを前提として進むため、異なるサイズであれば変換して読んでください。

FFmpegで黒帯削除

出力された動画ファイルを開いてみると、残念ながら16:9、つまり1920x1080のサイズであることが確認できます(両側に黒帯があって、中央に1440x1080の映像がある)。そのため、中央の映像のみを抽出したいということになります。

そのためにFFmpegを利用します。MacなのでHomebrewが入っていれば

$ brew install ffmpeg

でインストールできるはずです。このFFmpegを用いて、

$ ffmpeg -i <元の動画ファイル名> -vf crop=1440:1080:240:0 <新しい動画ファイル名>

とします2。これにより、ようやく求めていた1440x1080の動画が手に入ります。


  1. 出力の仕方も不親切な感じが若干する。「ファイル」→「共有」→「ファイル」というのもなかなか気づかない。。。 

  2. コマンドの詳細は https://w.atwiki.jp/kobapan/pages/173.html を参考にしました。